清潔感はトイレで想像せよ!
「俺の何ができてないんだよ!!」
「へぇ、なら仕事に行くときの格好してみなはれ」
「はぁ?!」
「おや、怖いんですか?」
「いいよ、着替えてやるよ!」
完全な売り言葉に買い言葉。俺は休日の昼間からスーツ姿に着替えることになった。
「ほら、着替えたよ。これがどうした」
「…髪形もそんな感じですか?」
「そうだけど」
コンはシゲシゲと見た後、大きく深いため息をついた。
「だからなんだよ?!」
「翼さん、自分の姿を見ても本当に何にも思いません?」
「別に清潔にしてるし、そりゃおしゃれじゃないけどこんなもんだろ」
再びコンはため息をついた。
「だからなんだよ!」
「いいですか?清潔さはもちろんですが翼さんに足りないのは『清潔感』です!!」
「『清潔感』?だから洗いたてのシャツを着てるし、スーツも定期的にクリーニングに…」
コンは首を横に振る。
「清潔感と清潔は近く、似てますが別物です」
近く、似ているけれど別物?
意味がわからない。
「清潔感を考えるときはトイレで考えるんです!!」
ト・イ・レ??????????
「コン、突拍子もない発言には慣れてきた。だけどこれは本当にわからない」
「ほな説明しましょう」
コンはちょこんと座りなおした。
「まず清潔なトイレがあります。きちんと掃除されたトイレです」
うん、うん。
「そのトイレにヒビが入ってたらどないです?」
「あんまり入りたくないかな」
「黄ばみが染み付いてたら」
「できれば別のトイレに行くかな」
「じゃあ、芳香剤も含めてすごく臭かったら?」
「よっぽど切羽詰まってないとお断り!」
「つまりはそういうことなんです」
は?どういうことだ?!
「トイレをスーツだとしましょう。翼さんのスーツは清潔に保たれてるんですね」
「そうだよ」
「ただヒビにあたる皺がスーツにもシャツにもついてる。…シャツ、アイロン不精してません?」
「あ…」
「そしてシャツに黄ばみが。…買ってからどれぐらい経ってはるんやろうなぁ」
「う」
「臭いに関しては及第点というところですかね。ご理解いただけました?」
「…はい」
ニッコリと勝ち誇るコンとは逆に俺はうなだれるしかなかった。
確かに清潔感という意味では俺は基本のきもできてなかった。
「できないのは理解してないから。何が基本かわかったら翼さんならすぐにできるようになります」
なぐさめるコンの声はいつになく優しく感じた。
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こんにちは、S&Aコミュニケーションの友田ときです。
私は特性として言葉に執着を持ちます。
なので『清潔』と『清潔感』の違いが分かりませんでした。
髪の毛、洗いたてでもぼさぼさなら清潔感がない。
洗濯していても皺だらけならみっともない。
くたくたになって着心地が好きなGジャンも清潔感がない。みっともない。
どういうことなのか。
考えた結果、出て来たのがトイレの例えでした。
なので基本
・汚れ
・皺
・臭い
この3つが清潔感を決定します。
そして髪形ですが…
これにはちょっとしたコツがあります。
それは次回のblogにて。
質問疑問があればぜひコメントくださいね。
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