コミュニケーション能力アップを願ったら白い狐がやってきた

コミュニケーションに悩む佐藤翼(25歳/男性/会社員)のところに白い狐がやってくる。神の使いと言うわりに教えてくれるのはビジネススキル。コミュニケーション能力アップを願う、そんなあなたへ向けたBlogです。

清潔感はトイレで想像せよ!

「俺の何ができてないんだよ!!」

「へぇ、なら仕事に行くときの格好してみなはれ」

「はぁ?!」

「おや、怖いんですか?」

「いいよ、着替えてやるよ!」

完全な売り言葉に買い言葉。俺は休日の昼間からスーツ姿に着替えることになった。

「ほら、着替えたよ。これがどうした」

「…髪形もそんな感じですか?」

「そうだけど」

コンはシゲシゲと見た後、大きく深いため息をついた。

「だからなんだよ?!」

「翼さん、自分の姿を見ても本当に何にも思いません?」

「別に清潔にしてるし、そりゃおしゃれじゃないけどこんなもんだろ」

再びコンはため息をついた。

「だからなんだよ!」

「いいですか?清潔さはもちろんですが翼さんに足りないのは『清潔感』です!!」

「『清潔感』?だから洗いたてのシャツを着てるし、スーツも定期的にクリーニングに…」

コンは首を横に振る。

「清潔感と清潔は近く、似てますが別物です」

近く、似ているけれど別物?

意味がわからない。

「清潔感を考えるときはトイレで考えるんです!!」

ト・イ・レ??????????


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「コン、突拍子もない発言には慣れてきた。だけどこれは本当にわからない」

「ほな説明しましょう」

コンはちょこんと座りなおした。

「まず清潔なトイレがあります。きちんと掃除されたトイレです」

うん、うん。

「そのトイレにヒビが入ってたらどないです?」

「あんまり入りたくないかな」

「黄ばみが染み付いてたら」

「できれば別のトイレに行くかな」

「じゃあ、芳香剤も含めてすごく臭かったら?」

「よっぽど切羽詰まってないとお断り!」


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「つまりはそういうことなんです」

は?どういうことだ?!

「トイレをスーツだとしましょう。翼さんのスーツは清潔に保たれてるんですね」

「そうだよ」

「ただヒビにあたる皺がスーツにもシャツにもついてる。…シャツ、アイロン不精してません?」

「あ…」

「そしてシャツに黄ばみが。…買ってからどれぐらい経ってはるんやろうなぁ」

「う」

「臭いに関しては及第点というところですかね。ご理解いただけました?」

「…はい」

ニッコリと勝ち誇るコンとは逆に俺はうなだれるしかなかった。

確かに清潔感という意味では俺は基本のきもできてなかった。

「できないのは理解してないから。何が基本かわかったら翼さんならすぐにできるようになります」

なぐさめるコンの声はいつになく優しく感じた。

 

 

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こんにちは、S&Aコミュニケーションの友田ときです。

私は特性として言葉に執着を持ちます。

なので『清潔』と『清潔感』の違いが分かりませんでした。

髪の毛、洗いたてでもぼさぼさなら清潔感がない。

洗濯していても皺だらけならみっともない。

くたくたになって着心地が好きなGジャンも清潔感がない。みっともない。

どういうことなのか。

考えた結果、出て来たのがトイレの例えでした。

 

なので基本

・汚れ

・皺

・臭い

この3つが清潔感を決定します。

 

そして髪形ですが…

これにはちょっとしたコツがあります。

それは次回のblogにて。

 

質問疑問があればぜひコメントくださいね。

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※S&Aコミュニケーションはおときさんの自分観察研究所のプロジェクトの1つです。

 

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